蕭 存慧
Hsiao Chunhuei
2013年入社
所属:知財・契約管理部
業務:契約法務 (国内・海外契約)
前職:総合印刷会社
取材日:2023/05
What?
#01
どうして講談社を選びましたか?
ありきたりな理由ですが、もともと読書(テキストモノと漫画諸々)が好きで、書籍や漫画等のコンテンツを扱う会社に関心がありましたし、学生時代の専攻が著作権法関連のトピックなので、学んだ知識が業務に生かせそうだなと思いました。
#02
講談社はどんな会社だと思いますか?
ジャングルのような面白い会社だと思います(笑)。 様々な能力とスキルを有する個性豊かな方々が集まることによって、面白い化学反応が起きた、もしくは起こすポテンシャルを持っている所だなと感じます。
Now.
#03
今、どんな仕事をしていますか?
世界に“Inspire Impossible Stories”を
届けるための縁の下の力持ち
主に海外の会社との契約(英文契約)や法的相談の対応、および国内外の商標相談の対応。特に前者に関して、講談社のグローバル展開に伴い、海外の会社やグローバル企業の日本法人(英文契約中心)との契約件数もすごい勢いで増加しました。翻訳出版等の昔からの事業に関する案件のほか、ライツ関連やその他の新規ビジネスに関する案件も増えているなか、それぞれのビジネススキームに対応するための契約書作成、及び法令順守のためのアセスメントや社内体制の構築等でタスクがてんこ盛りの状態です。目まぐるしい毎日ですが、自分の業務によって、海外にも「おもしろくて、ためになる」コンテンツを届けるのに、更に一歩前進になったと思うと、とてもやりがいを感じます。
リモートワークの日が増えた今の自宅デスク風景。パソコンとにらめっこする時間が長いので、ボリュームのある契約書のレビューには、出力して紙面で確認するというやり方が好きです。
Impressive.
#04
一番印象に残っている仕事は?
『進撃の巨人』ハリウッド版実写映画化に関する契約
先輩から引き継いだ 『進撃の巨人』のハリウッド版実写映画化に関する契約書は、自分にとってほぼーから担当する初めてのハリウッドの実写映画に関する契約です。原作が大ヒット作品なので、並行して進行している国内外の案件もたくさんあり、全ての権利関係が衝突・矛盾することなく、うまく条件等を整理し、交渉を進めるのは本当にものすごく大変でした。無事に契約を締結でき、本作品のハリウッド版実写映画化が実現できたのは、間違いなく編集部とライツ部署の尽力の賜物です。私はそのプロセスにおいて、契約書の作成・確認・整理等の部分でお手伝いさせてもらうこととなり、今までの仕事で知る機会もなかったハリウッド業界の状況や条件等を知ったり、スキームや条件の実現に向けて法的論点を整理・議論したりして、おそらくそれまでの担当のなかでいちばん脳細胞が死んだ案件だと思いますが(笑)、 本当に大変勉強になり、良い刺激を受けました。今は作品ファンの一人として、実写映画の出来上がりが待ち遠しいです。
講談社の本件に関するプレスリリース。当日、やっと発表されたかぁ、と感無量でした。